JAL、2015年度の燃油サーチャージを改悪 - 金欠リーマンのマイレージ日記

JAL、2015年度の燃油サーチャージを改悪

JALは2015年4月~6月の燃油サーチャージと、2015年度の適用条件改定を発表しました。

2014年12月から2015年1月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり71.02米ドル。

管理人は2カ月平均が60ドル台になり、現行のZone D(90ドル基準)からZone A(60ドル基準)に3段階引き下げになると予想していましたが、外れてしまいました。

さらに、現行の基準ではZone B(70ドル基準)に2段階引き下げになるはずですが、2015年度の適用条件改定(はっきり云って大改悪)により、Zone Cのサーチャージが適用されます。

JALは2015年度から、従来米ドル基準で区分していた適用Zoneを日本円基準に改定。各ゾーンの適用金額に変更はありませんが、
Zone Aは「60ドル以上70ドル未満」→「6,000円以上7,000円未満」、
Zone Bは「70ドル以上80ドル未満」→「7,000円以上8,000円未満」(以下同じ)
となり、シンガポールケロシン2カ月平均に同期間の為替平均を乗じて適用ゾーンを決定します。

このため、2015年4月からの燃油サーチャージも現行基準ではZone B(70ドル以上80ドル未満)ですが、新基準では71.02米ドル×118.85円で8,441円となり、Zone C(8,000円以上9,000円未満)が適用されます。

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JAL国際線「燃油特別付加運賃」の改定を申請~2015年度の適用条件を決定


燃油サーチャージ適用条件改定の問題点

昨今の円安基調で燃油サーチャージ改定は予想していましたが、円安によるコスト増を転嫁するのであれば、単純に各ゾーンの適用金額を値上げすれば済む話です。

1ドル80円台の円高時に重い腰を上げて燃油サーチャージを改定した際も(2012年度)、適用条件を変更せず、適用金額を200円~1,500円値下げ。2014年度には円安を理由に2011年度までと同額に値上げしています。

本来燃油サーチャージは「航空燃油費用の変動に応じて利用者に負担をお願いする付加運賃」だったはずですが、今回の適用条件改定により、「為替の変動」まで無条件に利用者が負担することになります。

燃油サーチャージ廃止も航空会社が有利に

今回の改定でもっとも納得できないのが、適用条件を米ドル基準から日本円基準に変更する際、「1ドル=100円」で計算している点。

現行基準ではシンガポールケロシン市況価格の2カ月平均が1バレル60ドルを切れば、燃油サーチャージ廃止となりますが、新基準では1ドル=118円の場合、シンガポールケロシンが1バレル50.8ドルを下回らなければ廃止になりません。

シンガポールケロシンは直近1バレル60ドル台で推移していますが、廃止の可能性が高くなった時点で適用条件を見直すのは、あまりに航空会社に都合が良すぎです。(国交省のスタンスにも疑問を持ちます。)

円安は利用者負担増、多少の円高では還元なし

為替変動によるコスト増は本来航空会社側でヘッジすべき話ですが、今回の改定により、仮に燃油価格に変動がなくても円安になるだけで利用者の負担増になります。

また、円高になれば適用ゾーンが引き下げられて利用者に還元されるはずですが、前述の通り「1ドル=100円」換算で適用基準を決定していますので、1ドル=100円を割る円高にならない限り現行基準より有利になることはありません。

適用基準を「1ドル=100円」で変更し、実際の適用ゾーン決定には平均為替レート「1ドル=118.85円」を用いるのは、利用者にとってかなり不利な改定(改悪)と言わざるを得ません。

繰り返しになりますが、値上げが必要であれば、従来の米ドル基準を維持した上で適用金額を改定するのが「公正で透明性のある対応」だと思います。

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