ふるさと納税ワンストップ特例は損? - 金欠リーマンのマイレージ日記

ふるさと納税ワンストップ特例は損?

2015年から納税枠(特例控除額)が2倍となり、特例制度を使えば確定申告も不要となったふるさと納税

2013年からふるさと納税をしている管理人も、今年は5つの自治体までの寄付は確定申告不要の「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用するつもりでしたが、相互リンクさせていただいているカップさんの記事(ふるさと納税ワンストップ特例は損?ってホント!?)を読んでちょっと疑問が。

管理人も元々カップさん同様、ワンストップ特例を使っても損はしない(実質負担2,000円ですむ納税枠は変わらない)と考えていましたが、総務省のふるさと納税ポータルの説明を読んでみると、ワンストップ特例を使わないほうが有利という解釈も成り立ちます。

※ワンストップ特例を使ってふるさと納税をした場合も、後から確定申告に切り替えることが可能です。


ふるさと納税の税控除額

ふるさと納税では、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から一定の金額が控除されます。 控除額は以下の3つで構成されます。

(1)所得税:(寄付金額-2,000円)×所得税率
(2)住民税(基本分):(寄付金額-2,000円)×10%
(3)住民税(特例控除分):(寄付金額-2,000円)×(90%-所得税率)
※(3)の特例控除分は住民税所得割額の2割が上限。
(昨年までは所得割額の1割が上限でしたが、2015年から2割に拡充。)


ふるさと納税ワンストップ特例制度

確定申告の不要な給与所得者等で、ふるさと納税先の自治体数が5団体以内である場合に限り、ふるさと納税を行った各自治体に申請することで確定申告が不要になる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が始まりました。これは、平成27年4月1日以後に行われるふるさと納税に適用されます。

ふるさと納税ワンストップ特例の申請を行った場合、所得税からの控除は行われず、その分も含めた控除額の全額が、翌年度の住民税から控除されます。
総務省ふるさと納税ポータル


ワンストップ特例は損か?

上記の説明の通り、ワンストップ特例を使った場合、所得税からの控除分((寄付金額-2,000円)×所得税率 )は個人住民税から控除されます。
この場合も住民税の特例控除分は所得割額の2割が上限というのは変わりませんので、結果として、実質負担2,000円で済むふるさと納税額は、確定申告をする場合と比べて少なくなるとも解釈できます。

住民税からの控除(特例分) = (ふるさと納税額-2,000円)×(100%-10%(基本分)-所得税の税率)
住民税からの控除の特例分は、この特例分が住民税所得割額の2割を超えない場合は、上記の計算式で決まります。

住民税からの控除(特例分) = (住民税所得割額)×20%
特例分が住民税所得割額の2割を超える場合は、上記の計算式となります。
この場合、3つの控除を合計しても(ふるさと納税額-2,000円)の全額が控除されず、実質負担額は2,000円を超えます。
総務省ふるさと納税ポータル


ワンストップ特例の疑問

総務省のHPでは、ワンストップ特例の便利さがアピールされていますが、住民税(特例控除分の上限)の扱いについて記載がないため、自己負担2,000円で済むふるさと納税枠が変わるのか否か判断がつきかねます。

※年収や家族構成に応じた「ふるさと納税額の目安」が掲載されていますが、仮にワンストップ特例を使うと納税枠が小さくなる場合は、全額を控除できず実質負担額は2,000円を超えてしまいます。
国税(所得税)の分まで住民税から控除する制度自体も腑に落ちませんが、説明が不十分だと思います。


結論(追記)

ふるさと納税ポータルには詳細の説明がありませんが、ワンストップ特例を使った場合、所得税からの控除分相当額((寄付金額-2,000円)×所得税率 )は申告特例控除として住民税から控除されます。

※特例控除分(住民税所得割額の2割が上限)とは別に控除されるため、実質負担2,000円で済むふるさと納税額は、確定申告をする場合と変わりません。
※実質負担が2,000円を超える納税をした場合は、確定申告の方が有利なケースがあります。(申告特例控除額は住民税の特例控除分をベースに計算されるため。)

問題提起及び情報提供をいただいたカップさんとある迷走税理士さん、ありがとうございました。

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コメント
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Re: ワンストップ特例

とある迷走税理士さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

ワンストップ特例の記事、拝見しました。
住民税の申告特例控除により、所得税の控除分とほぼ同額が控除されるということで、すっきり頭が整理できました。
どうもありがとうございます。

総務省のポータルサイトについては、もう少し詳細な情報(申告特例控除の計算式)を掲載してもらいたいですよね。
そうでないと、ちょっと穿った解釈をしてしまいます(笑)

今後ともよろしくお願いします。

2015-07-26 18:11 from 金欠リーマン

ワンストップ特例

はじめまして!

とある迷走税理士と申します。

「国税(所得税)の分まで住民税から控除する制度自体も腑に落ちませんが」

同感です!

ワンストップ特例の計算方法について、カップさまよりご指摘いただき私のブログ記事を訂正いたしましたが、ご参照頂いて、ご意見いただければ幸いです。

総務省のサイトでも、目安の一覧表の表示より、計算方法の具体的な表示がもう少し欲しいなぁと私も思いました。

ワンストップの訂正記事を書いているさなかに金欠リーマン様(こうお呼びして良いのでしょうか?^^;)の記事を見かけ、突然お邪魔しました。
失礼いたしましたm(__)m

2015-07-26 10:22 from とある迷走税理士 | Edit

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